日焼け対策が重要とはわかっていても、日焼け止めを塗るのが面倒で、うっかり日焼けしてしまったという方も多いと思います。
「日焼けをしてしまったらもう間に合わないの?」「今からでも出来る対策はある?」
そのように悩んでいる方へこの記事では、日焼け後のアフターケアの方法や、日焼け後にやってはいけないことをご紹介します。
- 早めの対策が重要な理由
- 日焼け後の正しいスキンケア方法
- 日焼け後にやってはいけないこと
- 日常的にできる日焼け対策のポイント
うっかり日焼けを防ぐための日常的にできる日焼け対策のポイントもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
日焼けとは軽いやけどの状態

紫外線を浴びると皮膚に炎症が起こり、軽いやけどのような状態となります。
日焼けには紫外線を浴びた直後に肌が赤くなる「サンバーン」と、紫外線を浴びて数日後に肌が黒くなる「サンタン」の2段階があります。
肌が赤くなる日焼け:サンバーン
紫外線を浴びた直後から起こる赤くなる日焼けを「サンバーン」と呼びます。
肌にほてりを感じ、やけどした後のようなヒリヒリとした痛みを伴い、ひどい状態ですと、水ぶくれの症状があらわれることもあります。
肌が黒くなる日焼け:サンタン
紫外線に当たってから数日後に現れる肌が黒くなる日焼けを「サンタン」と呼びます。
肌に紫外線が当たると、防御反応で紫外線を吸収するメラニンを作り出します。
メラニンは黒っぽい組織なので肌が黒く変色し、数週間から数か月もの長い期間続きます。
日焼け後のアフターケアを怠るとどうなる?

日焼けした肌は、軽いやけどが起きているような状態ですので、やけどをした時と同様に放置せずケアする必要があります。
放っておくとシミ、そばかす、シワ、たるみなど様々な肌トラブルの原因になり、長年の蓄積で皮膚内の細胞組織に少しずつダメージを与え、老化の原因にもなってしまいます。
日焼け後は早めの対策を!
日焼けをしてしまったら、72時間以内にケアすることが大切です。
シミやそばかすの原因となるメラニンは、日焼けをした72時間後に生成されるとされているため、日焼け後のアフターケアは時間との勝負です。
「日焼けをしてしまった」とあきらめずに早めに対策を行えば、日焼けによるダメージを最小限に抑えることができますよ。
基本的な日焼け後のお肌のケアのポイントは以下の通りです。
- 肌の炎症をおさえること
- ダメージを受けた肌が修復しやすい環境を整えること
次は、日焼け後の具体的なアフターケアの方法をご紹介します。
日焼け後のアフターケアの基本的な方法

日焼け後のケアは出来るだけ早く始める必要があるとお伝えしましたが、早急に適切なケアを行うことが大事です。
- 冷やす
- 保湿する
- 水分補給と肌の修復を助ける食事
詳しくご紹介していきます。
①冷やす
日焼けしてしまったら、出来るだけ早く冷やしましょう。
日焼けした肌は、軽いやけどが起きているような状態なので、まずは冷やして肌のほてりや赤みなどの熱を抑えてあげることが重要です。
- 冷水で流す
- 濡れタオルを当てる
- 氷や保冷パックを当てる
などの方法が効果的です。
肌の熱やヒリヒリするような症状が緩和されるまで冷やしてくださいね。
②保湿する
肌のほてりや赤み、痛みが引いてきたら、保湿をして保護しましょう。
日焼け後の肌は、紫外線によってダメージを受け水分がどんどん蒸発してしまい、乾燥しやすくなっています。
しっかり保湿して、肌の水分を補い、外部の刺激から肌を守るために保護する必要があります。
できるだけ刺激が少ない保湿剤をを選び、いつも以上に丁寧に行ってくださいね。
③水分補給と肌の回復を助ける食事
日焼け後の肌は水分が失われている状態ですが、肌の内側も水分不足の状態です。
お肌の潤いを取り戻すために、しっかり水分を取ることを意識してください。
また、日焼け後はお肌の回復を助けるために、以下の栄養素を取り入れると良いでしょう。
栄養素 | 効果 | おすすめの食材 |
ビタミンC | ・肌の修復や保護 ・シミやシワの予防 | ・アセロラ ・柑橘類 ・じゃがいも など |
ビタミンE | ・血行促進 ・肌のハリやターンオーバーを整える | ・ナッツ類 ・穀物 ・アボカド など |
ビタミンA | ・抗酸化作用があり免疫を高めて肌の保湿効果がある ・日焼けで弱った肌を守ってくれる | ・にんじん ・豚や鳥のレバー ・魚介類 など |
日焼けをしてしまった後はこれらを積極的に食事に取り入れると良いでしょう。
サプリなどで効率よく取り入れるのもおすすめですよ。
日焼け後にやってはいけないこと3つ

日焼け後にやってはいけないことを紹介します。
日焼け後は出来るだけ肌に刺激を与えないようにすることが大切です。
フェイスパック
フェイスパックを使って冷やしたり保湿をしたいと考える方もいると思いますが、日焼け後の肌はダメージを受けてとても敏感になっている状態です。
フェイスパックが刺激になり、かえって肌を痛めてしまうかもしれません。
痛みや赤みが引いて、肌の状態が落ち着いてから使用しましょう。
たたく・こする・マッサージ
日焼け後の肌は敏感な状態なので、摩擦が肌に負担をかけてしまいます。
肌を冷やしたり保湿するときは、そっと押さえるようにやさしく行いましょう。
皮をむく
日焼け後、1週間ほどたつと、皮がむけることがあります。
紫外線の影響でターンオーバーが早くなり、肌表面の皮がめくれ上がるためです。
無理に皮をむくと、未成熟な角質細胞までむいてしまい、肌を傷つけてしまいます。
自然に皮がむけるのを待ちましょう。
正しい日焼け対策

正しい日焼け対策のポイントは以下のとおりです。
うっかり日焼けを防ぐためにあらためて見直してみましょう。
冬でも日焼け止めは必須
冬の日差しがない日は日焼け止めは不要と思ってしまいますが、紫外線は冬でも降り注いでいます。
知らず知らずのうちに肌に蓄積されてしまいますので、季節にかかわらず日焼け止めを塗りましょう。
年間の紫外線量のグラフを見てみると、量は少ないものの、冬場の11月~1月でも紫外線は降り注いでいますので、冬場でも気を抜かずに日焼け止めを塗りましょう。

朝、日焼け止めをしっかり塗っていたとしても、擦れや皮脂などで落ちてしまうことがあるので、できれば2~3時間おきに塗り直すと安心です。
肌の露出を控える
長袖の服やアームカバーなどで肌の露出を減らすことも日焼け予防に有効です。
衣服は黒い色や、生地の目の詰まった物ほど、紫外線防御効果が高くなります。
日傘やサングラス、帽子などのアイテムも活用して万全な日焼け対策に役立ててくださいね。
紫外線の強い時間帯の外出を控える
1日の中で、紫外線が強いのは午前10時~午後2時頃です。
日焼けを防ぐためには、出来るだけこの時間帯の外出を避けましょう。
ただし、朝方や夕方であっても、黒くなる日焼けの原因であるUVAの量に大きな変化はないので、紫外線ケアは忘れずに行いましょう。
まとめ:日焼けをしてしまったら、早めのアフターケアを!

日焼け後はシミやシワなど、お肌の老化を防ぐためにも、早めに対処することが重要です。
こちらの記事では以下のことをご紹介しました。
日焼け後は早めの対策が重要な理由
→肌を黒くするメラニンが作られてしまう前に対策を!
日焼け後の正しいスキンケア方法
→まずは赤みが引くまで冷やし、しっかり保湿をする。
日焼け後にやってはいけないこと
→刺激を与えることは厳禁。
日常的にできる日焼け対策のポイント
→日焼け止めや日よけアイテムを使ってとにかく紫外線を避ける。
早めに適切なケアを行うことで、日焼けによるダメージを抑えることができますので、ぜひ参考にしてくださいね。
肌トラブルを防ぐために、日ごろから紫外線対策もしっかり行いましょう。